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HWA Racelab編 2021年シーズン F2プレビュー その10

Formula Scout に2021年シーズンのプレビューが掲載された。この記事を引用し、各チームごとの2021年の展望を見ていきたい。第10回目はHWA Racelab。ドライバーはマッテオ・ナニーニが務める。彼は昨年はイェンツァーでFIA F3に出走。戦闘力の劣るマシンで表彰台を獲得するなど、2019年に同じくイェンツァーに所属した角田と影が重なる。

formulascout.com

 

HWA Racelab

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Twitter:@hwaag_official

「昨年F2に初エントリーしたHWA Raelabは、その初年度において大きく苦戦する事となった。多種多様な経験値を持つアルテム・マルケロフをもってしても、特別な何かを残す事ができていない。そして今年のドライバーリストは、一方は可能性を持っているものの、双方が経験不足である。興味深いのは、この一方の選手はFIA F3と平行してこのチームからエントリーしているという事だ。増加したスプリントレースを最大限利用し、F2初年度に獲得した13ポイントの上に基盤を築く事を、おそらく今年の目標としているであろう」

 

HWAがF2に参加していたArdenとジョイントしたのが2019年の事だ。HWAはメルセデス系列の組織であり、AMG名義のモータースポーツ活動における先遣部隊としての色が強い。2020年にはArdenが撤退し、HWAがそのエントリーを引き継いだ。同年の結果は散々なものであり、所属したマルケロフも困惑したコメント残しチームを去った。今年はHWAのFIA F3部門から参戦が決定したナニーニがF2においてもドライバーを務める。もう片方は配信画面で姿を見る事もほぼないので気にしなくていい。

22. Matteo Nannini(マッテオ・ナニーニ)

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Twitter:@hwaag_official

Italy, 17
2020: 18th in FIA F3, 15th in FREC

「F1レース優勝経験者のアレッサンドロ・ナニーニの甥がこの選手だ。FIA F3に1シーズン参戦し、F2出場にこぎ着けている。しかしFIA F3もまた出場予定で、F2とF3のカレンダーが完全に分かれた事を最大限利用した唯一の選手となった。2020年は中堅のイェンツァーから出走し、チーム内では最も目立ったパフォーマンスを常に残してきた。しかしそれでもまだ彼の3年目のシングルシーターのシーズンである。2019年のUAE F4王者でもある彼は、フィーダーシリーズトップでF1サポートシリーズでもある2つのカテゴリーに、気が付けば同時出場する事になっていた。F4の後には1度の表彰台しか経験していないナニーニにとってはタフな作業となる」

 

焦りすぎとも思えるシングルシーターのキャリアは2019年から始まっている。UAE F4でタイトルを獲得する傍ら、FRECにも早々に参戦していたからだ。FR車両とF4では全くダウンフォース量が全く異なるので、どちらも参戦できるのであればFRECに専念したほうがよかった気がする。翌年にはFIA F3に出走。2年に満たない短いキャリアの中で、イェンツァーから表彰台を獲得した事は特筆するべき事柄である。しかしそれ以外で目立った爪痕を残せておらず、むしろ下位に沈む事が多かった。

正直に言えば、チームのパフォーマンス的にもF2で期待できる物はほぼない。習熟の為の出場の意味が強く、今季の見どころは無さそうである。F1の前座に多く出走するため、フィーダーシリーズでは最も目にするチャンスの多い選手とはいえる。だがそれは、少なくともFIA F3で上位を安定して走った場合に限られる。

23. Alessio Deledda(アレッシオ・デレッダ)

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Italy, 26
2021: 16th in Asian F3 2020: 34th in FIA F3, 22nd in Lamborghini Super Trofeo Europe

「グリッド上に並ぶ最年長のルーキーである。しかし4年のレースキャリア、2年間のFIA F3においてデレッダは成し遂げた事は非常に僅かである。16位以上で完走した事がない。それに加え、無謀な運転をする動画を投稿し、冬の間中炎上した。それら全てを差し置いてもなお、彼はF2へステップアップする事に決めた。そして最後方の順位を得る事になるだろう。特にレースでのスピン回数を減らせれば、それが彼にとっての進歩である」

 

他のマシンにぶつけたり、レースを止めたりしなければそれで良い。