GP遅報

F2遅報 'Road to F1'

Formula2関連の情報を紹介・翻訳

MENU

MP Motrosport編 2021年シーズン F2プレビュー その6

Formula Scout</a > に2021年シーズンのプレビューが掲載された。この記事を引用し、各チームごとの2021年の展望を見ていきたい。第6回目はMP Motorsport。昨年は中堅チームでありながら、ドゥルゴビッチが複数回の勝利を獲得。その足元を支え躍進を手助けした。松下は残念ながらシーズン途中で退場を余儀なくされたが、バルセロナではフィーチャーレース、そしてスプリントレースで優勝し、チームとしても飛躍の年となった。

またFormula2と各チームの概要は、2020年のシーズン総評を参照してもらえれば幸いだ。

MP Motorsport

f:id:GP-AtoF:20210325184138j:plain

Twitter:@mpmotorsport_

「このオランダ部隊は2020年に印象的な活躍をした。今までの立ち位置から離れ、輝かしい勝利を獲得したのだ。しかし予測不能なドライバーラインアップは、2020年の活躍を繰り返す事が難しい事を示唆している。一方のシートはこの時点でもまだ決定していない。そしてルーキー2名になるであろうドライバーラインアップは、過去のスター達とは適合しない。MPモータースポーツは衝撃的な結果を残せる能力を残すべきだが、特に今年導入された新たなフォーマットで、昨年のチームランキングを超えるにはかなりうまくやる必要がある。」

 

ナショナルカラーのオレンジに変えて、今年は白と水色が基調となるカラーリングにはどこか見覚えがある。Forumua Reunalt 2.0をメインに活動してきたこのチームは、2013年からGP2に参戦。以来徐々に力をつけ、6番目~8番目の中団位置を確保してきた。昨季は同様に6位であったが、ハイテックが参入初年度から4位につけているため、過去のチームと照らし合わせれば5番手に食い込んだ事になり、チームとしては最高記録である。しかし勝利数に比べてポイントが物足りないのは気のせいではなく、絶好調だったバルセロナ以降の低迷が尾を引いた。しかしドゥルゴビッチが最後の地となったバーレーンのフィーチャーレースで初優勝。最終レースでは2台揃って好成績を収めてシーズンを締めくくっている。

今年もその勢いを維持したいところだが、開幕3日前までドライバーリストを確定できず、既に暗雲が立ち込めている。チームの公式Twitterではこれをネタにして笑い飛ばすが、各フィーダーシリーズメディアは既に呆れ果てている。前評ではドライバーの実力も疑問視されており、昨年と同じ成功を繰り返す事は難しいかもしれない。

11. Richard Verschoor (リチャード・フェシュフォー)

f:id:GP-AtoF:20210325184641j:plain

Twitter:@mpmotorsport_

Netherlands, 20
2020: 9th in FIA F3

「今季初めてのレースウィークになってもまだ、MPはもう1名のドライバーのアナウンスができていない。しかしマカオGP勝者のヴァスクールはこのシートを埋める一番有力な候補である。バーレーンでのテストをMPから出走しているからだ。F4をこのチームで戦い、Formula Renault 2.0、GP3、そしてFIA F3もこのチームと共に出場した。しかしF2へのステップアップが納得されるべきではない。もし彼が堅実な走りと思い描くチャンスを最大限に利用すれば、自分が全力を尽くしていると胸を張る事ができる。そうなってから初めて、彼が利益を得る事ができるように思う」

 

開幕からわずか3日前の出場アナウンス。シングルシーター6年目となる彼は、今季ついにF2までたどり着いた。ロシアとスペインF4を制したのは2016年の事である。これはF4におけるMP Sportの参戦形態であり、翌年には同チームから出走したルンガーが同じく2冠を達成した。その後TRSでは毎年好成績を残すものの、肝心のヨーロッパでは勝利を得られていない。この傾向は2019年に顕著に表れ、FIA F3でシリーズ13位となった後に出走したマカオGPで優勝を遂げている。それでもなお、FIA F3に2シーズンフル出場、さらにはGP3に8レース出走し表彰台2回はあまりにも寂しい。

12. Lirim Zendeli(リリム・ツェンデリ)

f:id:GP-AtoF:20210325184952j:plain

Twitter:@mpmotorsport_

Germany, 21
2020: 8th in FIA F3, 8th in TRS</strong >

「ゼンデリは2年目のFIA F3で堅実な走りを見せる事ができた。輝きを放った彼のシーズンの最高到達点は、スパ・フランコルシャンでの出来事だ。しかし更にもう一年その選手権に出走し、タイトルを狙う事がより有益なようにも思える。にも関わらず今年を成長と進歩の年にする為にF2にステップアップし、MPは都合の良いドライバーをリストに載せる事になった。急峻な習得曲線の上で印象を残す事は大きな挑戦となるだろう」

 

ヴィップスやドゥルゴビッチ、アームストロングらと同世代であり、ドイツF4時代からのライバルである。3回目の挑戦でドイツF4を制覇。FIA F3には1年目はザウバージュニアとして、2年目はザウバーと契約更新はせずにトライデントから参戦。1勝を含む3回の表彰台を獲得しシリーズ8位となった。特筆すべきは予選の強さであり、3回のポールを獲得したサージェントを除けば複数回ポールを獲得したのは彼だけだ。だが一貫性という面ではチームメイトだったベックマンに後れを取った。一発の速さがあるのは確かであり、それを維持し磨き上げていく事が重要となる。