GP遅報

F2遅報 'Road to F1'

Formula2関連の情報を紹介・翻訳

MENU

翻訳 F2: Chasing The Dream - Series 2, Episode 3

2020年 FIA Formula 2 のドキュメンタリー映像がF1TVにて配信されている。

今回は ep.3

Chasing The Dream - Series 2, Episode3

現状F1TVではレースのライブ中継やアーカイブ放送はVPNを通さない限り日本からの視聴できないが、レースのライブタイミングやその他コンテンツは月額400円弱で利用できる。コアなファンにとってはレース視聴ができなくともありがたいサービスだろう。

 

Chasing The Dreamは2019年のシリーズ1に続く2作目であり、パンデミックの中で開催されたF2ドライバー達の活躍を描く作品となっている。今シーズンの振り返りに視聴してみてはいかがだろうか。

f:id:GP-AtoF:20210215142616j:plain

第3ラウンド-ハンガロリンク

キャスター 0:08

驚くべき最初の2回のラウンドで、スピルバーグサーキットは4人のドライバーのF2における初めての勝利を見る事になった。

カラム・アイロットは今大会において完璧なスタートを切った。フェリペ・ドゥルゴビッチもまたこのレベルでの2回目のレースにおいて、週末の最後を抜群の結果で飾っている。

昨季F3王者のロバート・シュワルツマンのウェットコンディションでの勢いは凄まじく、クリスチャン・ルンガーはスプリントレースでの圧倒的なパフォーマンスをもってこれに続いた。

 

選手権トップのロバート・シュワルツマンは11番手。彼にとっては難しいコンディション、難しいセッションとなっている。

 

 

ー第3ラウンドのハンガロリンク、フィーチャーレースではアイロットがポールポジション。1コーナー通過時にはティクタムが4番手から2番手までジャンプアップ。シューマッハがそれに続く。ルンガーは4番手争いでギオットに接触し脱落。11番手スタートのシュワルツマンはピット戦略がハマり、次々とオーバーテイクを成功させトップチェッカーを受ける。2番手は同様の戦略を用いたマゼピンが入った。シューマッハはアイロットを交わしトップに立つも、両者にその後パスされ3位に終わった。

 

 

シュワルツマン 5:10
チームが達成した事には言葉も無いよ。とにかく素晴らしかった。戦略は最適で、ピットストップも良かった。マシンは弩級の仕上がりだ。全てが特級だ。だから彼らには大感謝だ。

シューマッハ 05:30
何はともあれチームはとても良く仕事をしてくれたよ。僕にとってはね。我々はいくらかポイントを獲得できた、それは間違いない。そこから進んでいくさ。
これは表彰台を取った時のお祝いだよ(笑)

マゼピン 05:53
F2ではタイヤが面白い状況を作り出しているね。正直に言うと誰も期待していなかったんだ。プライムタイヤでのスティントがとても良くできた事には物凄く嬉しい。それが元でオプションタイヤでのスティントの際に良いポジションに居る事ができた。
ここで戦う方法を新しいチームとともに探しているんだ。僕たちはまとまり始めている。今はごく稀にしかできないけど、トップ3を脅かすつもりだよ。

 

キャスター 06:27
プレマがトップで、UNIヴィロトーシとARTの前に立った。
選手権ランキングではロバート・シュワルツマンがカラム・アイロットを大差でリードした。ハイテックはチームランキングで6位に上昇。ニキータ・マゼピンとルカ・ギオットは更なる21ポイントをハンガリーのスプリントレースで稼いだ。

アイロットの猛追ーハンガロリンク・スプリントレース

アイロット 07:13
昨年に苦しみ続けたのはスタートだったんだ。今年はそれら全てが上手くいっている。
スプリントレースではもう少しでギオットを捉えられたね。レース中は全てが上手くいっていて、タイヤのマネジメントも上手くいっていたけど、ある点でグリップが少し低下したんだ。それもかなり急激に低下していた。それでもレースでは、そこそこの位置でフィニッシュできたと思う。僕たちの側からするとちょっとしたギャンブルだったんだよ。だからどの周がベストか、そしてどのような答えが出てくるのか計算するように頼んだんだ。

 

キャスター 07:46
レースリーダーのタイヤを見てください。ピットストップを考えないといけないでしょう。アイロットがピットに入った!UNIヴィロトーシのはトップを走るドライバーを呼び戻し、コース上のポジションに種を蒔いた。本当に珍しい事です。

 

アイロット 08:03
ピットに入ると作業に問題があり、左前のタイヤが外れなかった。だからピットストップは全然早くなかったんだけど、そういう事は起こるもんだよ。特に3週間もずっと出ずっぱりだとね。

ピットストップの前にはタイヤを擦っておくんだけど、そしたら少し熱を持って表面がきれいになるからね。でもフォーメーションラップの時はウェットコンディションだったからしなかったんだよ。だから新品のタイヤは完全に冷たいままだったんだ。

たぶん最初の方はもう少し速く走れたと思う。でもレースの終わりの方でどれだけ苦しむことになるのか分からなかったんだ。もしそれを実行したらさ。だから速く、でも着実に走ろうとしていたんだ。


ギャップは残り6周で24秒で、1周当たり4秒づつ近づいていた。24秒、20秒、16秒、12秒、8秒。それらのギャップが聞こえ始めると、もっともっと減らそうとプッシュし始めた。そしてファイナルラップで彼の姿が見えた。そしたら最初のコーナーで彼はタイヤをロックアップさせたんだ。だから「OK、素晴らしい。彼を捉えたぞ」って感じだったよ。

 

キャスター 09:10
ライバルが苦闘しているのが見えている!だが彼もコーナーが不足している。最終コーナーで追いつく事ができるだろう!

アイロット 09:16
彼はミドルセクターと最終セクターで持てるもの全てをひねり出していたね。

キャスター 09:23
ギオットはこのタイヤをここまで履き続けている。あと1コーナーを残すのみだ!

 

アイロット 09:30
「OK。ちょっと遠いね。」って感じさ。そしてコーナーを抜けたら、

 

キャスター 09:33
ルカ・ギオットの素晴らしい素質。彼はちょうど、ちょうど耐えきった!そして見事な、大胆な勝利をつかみ取った!

 

ピットウォール 09:44
いいトライだったよ。本当に惜しかった。グッドジョブ。本当に良いドライブだった。ありがとう。

アイロット 09:50
残念だね。でもありがとう。

 

10周で40秒差だったと思うんだ。ある意味狂気だよね。でも同時にすごくいいレースで楽しかったよ。

UNIヴィロトーシ

アンディ・ロチェ
自らの、自分とポール・デブリンのチームを立ち上げると決めたのは、2012年のAuto GPでの事だ。そしてロシアンタイムのGP2チームを引き継ぐ事で打診を受けた。
そこからずっと続けてきて、来年は我々の10回目のシーズンだ。今までで一番の打撃はCOVID-19だと思う。計画をたてる事が非常に難しく、物事を正しい場所で正しく手に掴む事が難しかった。今年は12レースをやり遂げ来年に向けて落ち着く事ができればいいが、今までの所は間違いなく一番タフな年となっている。

 

ポール・デヴリン
我々は今速足でシルバーストーンの2週間を駆け抜けている。それからバルセロナに真っすぐ向かう。つまりトリプルヘッダーになるのだ。この事態は少し物事を複雑化する。互いにそれぞれまだ話し合っているところだ。

妻について話し合ってるんじゃないよ(笑) 互いの助けになる事を話し合ってるんだ。
マークを紹介しよう。彼はこの車のリーダーだ。F2において一番経験豊富なエンジニアの一人だ。そうだよね?見ている限りでは信じられないかもしれないけどね(笑) そうそう、僕らはかなり前に始めたよね。

我々は赤と黄色のマシンを走らせている。2名のアカデミードライバーを我々が擁している事実を受け入れようとしている。カラムはフェラーリの、周はルノーのアカデミーで、それはすごい事だ。

 

アンディ・ロチェ 11:37
彼らはうまくやっている。互いにプッシュし合い、それは我々が望んだ通りの結果を出している。周は確かに最初のレースで少し運が悪かった。メカニカルなもので、残念だ。幸運な事にカラムがそのピースを拾ってくれた。

 

ポール・デヴリン 11:52
これは周の車だ。2名がフルタイムで車の面倒を見ている。ローリーとトロイだ。各週末ではセッティングとメンテナンスが必要になる。これは彼らのベイビーだよ。

 

アンディ・ロチェ 12:05
3レースはどれもコース上でタフだった。もし全チームのピット作業を見れば、最初のオーストリアハンガリー、特にハンガリーではさらにたくさんのミスがパドック全体で発生した。

ここにいる全員を誇りに非常に思う。ここに居るエンジニアは思い返せば全く休まずに働いてくれた。閉鎖された中で最初に始めた時、ここに至るまでの道で。彼らを本当に誇りに思う。

 

周 13:09
ホームレースは本当にいいよ。

アイロット
全てのチームはただドライブできるからね。

ここのサーキットはとても好きだと思う。そしてチームも昨年に良い成績を収めている。

ジェフ・スペア 13:22
イギリスのチームとイギリス人ドライバーがイギリスのサーキットで結果を残すのは良い事じゃないか。
アイロット
そうだね。同意するよ。


最初のページは...

アイロット
ちょっと待てよ。違うところみてるだろ! なんの為に冊子をここに持ってきたのさ(笑)


ここだよ、ここのはず..

アイロット
2だって言っただろ


4...

アイロット

7だよ。寄越せ。

 

キャスター 14:07

スターティングリッドを見ていこう。フェリペ・ドゥルゴビッチが自信とチーム初めてのF2ポールを獲得。カラム・アイロットは予選で3番手外に落ちた事はこれまでない。ミック・シューマッハはF2での自信最高位の3番手を獲得している。ルンガーとマゼピンも同じく自己最高位。エイトキンは6番手についた。ヨハン・ダルバラは周の前の7番手に上がる事ができた。彼は昨年における我々のパルスヒッターだ。

 

フォーメーションラップがスタートするも、2番手のアイロットはスタートできずピットレーンスタートなった。

カラム・アイロット

アイロット 15:07

結局のところ選手権で勝利する必要があるんだ。見ている人が思う事というと、いうなればそういう評価が落ちるのは選手権に自分が参加しているからなのさ。

それはドライバーとしての僕の外見に影響するんだ。もし選手権で勝利していないと、たとえパッケージが完璧でないとか色々言い訳があってもさ、でもジュニアシングルシーターは学んで構築する事が要点なんだよ。すぐに評価が下されるからといっても、もしそれができなければジュニアシングルシーターに居る意味は分からないよ。

見かけよりかなり厳しいんだ。1年目に遅い車に乗っていた訳ではないんだけど、それは期待していたものではなかった。そしてその年の最後には落ちてしまった。その時点では

「あぁ、自分のキャリアが終わった訳じゃないけど、やる事と仕上げる事がたくさんあるな」

という感じだった。

 

何回もそういう事が今まであったよ。2016年は中盤を通してストロールと選手権を争い、2017年はランドと戦っていた。みんな忘れてるけど僕はそこに居たんだ。2018年はアントワーヌとニキータ。一番競争の激しかった年としてはみなされていないけど、でも自分達の側からすると、最後の最後まで戦い続けたよ。

2018年の最後にGP3から抜けたんだ。次のシーズンのシートは決まっていなかったし、テストの名簿にもなくて何も決まっていなかった。僕らは何も解決できなかったんだよ。だから正直に言ってかなりラッキーだった。最終的には去年だけのドライブになったとしてもさ。昨年の最後の方はほとんどのレースでトップ5を争っていたんだ。

ちょっと大変な年だった。スパで事故があって、シーズンの3/4のところだった。他のドライバーとか、たくさんの事を考えたんだ。何かは分からないよ。けどたくさん考えさせられて、少し強くさせられた。

可能な限り良い方向でその経験を使おうとしているんだよ。たとえ全体の状況がかなりネガティブな場合でもね。去年の全ての事は、自分を作り上げているんだと思う。今年のためにね。


ーそしてシルバーストーンでのレースはスタートした。アイロットはピットスタートシューマッハがポールのドゥルゴビッチをスタートで交わし、その後マゼピンがシューマッハオーバーテイク。優勝を飾る。周は8位から追い上げて2位を獲得。3位には角田が入った。アイロットはピットレーンスタートから5位まで順位を上げた。

 

マゼピン 19:00

チームのみんなの事でものすごく嬉しいよ。これ以上ないほどのスムーズな出だしではなかったからね。先週末にはルカが僕たちの初めての勝利を獲得した。そしてペースを掴んでいる。どうやったら戦術の代替案がF2で機能するかとか、どうやったらよりハッピーになれるのかとか。

 

オリバー・オークス 19:27

ニキータをとても誇りに思う。たくさんの人たちが昨年の後に彼を除外してしまったからだ。難しい1年目だった。正直に言うと彼がやれる事は知っていた。彼が初めてのレースをした日から彼はハイテックの一部のようなものだし、そしてGP3のシーズンで彼とアントワーヌがタイトルを争っていたのだ。なので彼の能力に疑いはない。

このように我々がうまくいくとは誰も思わなかっただろう。特に1月に始めたばかりのチームだ。同時にホームレースでF2/F3のどちらのレースも今日勝てた事はかなりクールだ。全然信じられないよ。

2週連続のシルバーストーン

キャスター 20:08
未だホームでの勝利を追い求めるカラムアイロットは、今日のスプリントレースで4位からもう一つのチャンスを持つ事になった。

ティクタム

こんなに気温の高いシルバーストーンは見た事ないと思うよ。

 

ースプリントレースではアイロットがスピンしリタイア。ダン・ティクタムがルンガーを抑え切り優勝を遂げる。

 

ティクタム 21:39

初めてのF2でのホームレースは、格段に特別なものになったよ。今週末はいくらかのペースを見出す事ができた。願わくば次の数ラウンドでも続けて前進する事ができるといいね。

コントロールラインを越えた時、全ての感情が溢れ出て、それは、それはかなり大きな瞬間だったんだ。実際に僕にはね。客観的に見るとスプリントレースでしかないのだけれど、それでも初めての勝利とともにラインを跨いだんだ。すごく気分がいいよ。


ー2ラウンド目となったシルバーストーンのフィーチャーレースでアイロットはホームレースでの勝利を挙げた。

 

ピットウォール 22:28

スタートからレースを支配したね。グッドジョブ。

アイロット

今回は先週と違って全てを正しく行った。だからとても嬉しいよ。

 

キャスター 22:42

シルバーストーンでの最後のレースでは、角田裕毅がレース終盤に、シューマッハとシュワルツマンのトップ2台の劇的な接触の理を得た。

 

シューマッハ 23:00

チームメイトと接触する事は明らかに良くない。1位と2位は獲得してしかるべきだった。

キャスター

傷心のロバート・シュワルツマンはシルバーストーンから速く出ていきたいだろう。選手権でのリードを失ったばかりか、勝利さえも逃してしまった。

シルバーストーンを離れる時点では、カラム・アイロットが所属チームのUNIヴィロトーシと共に選手権を再びコントロールしている。

イコールコンディション

クリス・メドランド 23:34

今年は今まで見た中で1番競争力が高いF2シーズンの一つだと思う。それは全て新しいタイヤがもたらした部分だ。全員が何かしら新たに学び取り組むことになった。それが実力差を均等に成らすように働いている。経験の多いドライバーもアドバンテージを有していない。

 

それらが意味するのは、極めて競争の激しくなり、王者を予想する事が全くできないという事だ。この早い段階でかなり多くの印象的なパフォーマンスをみてきた。しかしこれは誰が一貫して力を発揮するのかを見極めているにすぎない。なぜなら悪い週末が1、2回あって落ちる事があっても、タイトル争いから退くという事には決してならないからだ。なのでシーズンの終わりまで楽しんでみる事ができるだろう。

バルセロナ、そしてスパへ

キャスター 24:05

MPモータースポーツは、松下信治とフェリペ・ドゥルゴビッチがバルセロナで2勝した。チームランキングで3つ順位を稼ぎ、5位とした。

シュワルツマン 24:16

手当たり次第に空港で撮ってるんだね(笑) 僕らは1週間オフだからリラックスしてスパに備える事にするよ。とても大事になってくるからね。それじゃあ行かなきゃ。チャオ!