GP遅報

F2遅報 'Road to F1'

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翻訳 F2: Chasing The Dream - Series 2, Episode 2

2020年 FIA Formula 2 のドキュメンタリー映像がF1TVにて配信されている。

今回は ep.2

Chasing The Dream - Series 2, Episode2

現状F1TVではレースのライブ中継やアーカイブ放送はVPNを通さない限り日本からの視聴できないが、レースのライブタイミングやその他コンテンツは月額400円弱で利用できる。コアなファンにとってはレース視聴ができなくともありがたいサービスだろう。

 

Chasing The Dreamは2019年のシリーズ1に続く2作目であり、パンデミックの中で開催されたF2ドライバー達の活躍を描く作品となっている。今シーズンの振り返りに視聴してみてはいかがだろうか。

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NEW ORDER

2020年シーズンのFormula2。グリッド上のドライバーの半数は、F1チームとの繋がりがある。

 

Caster 0:11

フェラーリのドライバーになるという事は、一定の責任を背負うという事だ。歴史の代弁者となり、以前の世代が作った偉大な歴史の継承者となるのである。

 

Schumacher 0:20

僕が最初にフェラーリのレーシングスーツを着たのは3歳か4歳の頃だった。それを着て家の中を走り回っていたんだ。今はチームの一員として袖を通す事ができる。とても特別な事だよ。すごく誇らしい。

 

Ilot 0:31

フェラーリが何にするにせよ僕は来年の有力候補だと思うけれど、それもまたプログラムの予備の選択肢なんだとも思う。5人もひとつのカテゴリーに入れておいて、ギャンブルにしようなんて言わないよ。

 

Zhou 0:43

ルノーアカデミーは家族みたいなものだよ。

 

Mia Sharizman 1:01

F2に居る事は与えられた課題だ。

 

Lungarrd 0:51

ルノーの一員である事は、アカデミーに所属していないドライバー達よりも少しは何かしら理解しているものだよ。明らかにね。僕はF1マシンをドライブした事があるし、その中でどのように彼らが働いているのかも知っている。

 

Mia Sharizman 1:01

我々は全員を信じている。F1には2つしかシートが無いことを伝えてもいる。

 

Tsunoda 1:07

レッドブルとホンダにはペースがある事は見てきた。

 

Daruvala 1:11

大きなチャンスをつかむ機会はかなり稀だ。全てのチームボス達はプラットフォームやチャンスといった未来の可能性を探っているんだ。彼らは僕に期待してくれているよ。

 

Ticktum 1:21

来年を良い年にするんだ。つまり、ウィリアムズでドライブがしたいんだ。そうなると素晴らしいよ。

 

Schwartzman 1:29

FDAのメンバーは全員が互いに負けず嫌いなんだ。それぞれの目標はメンバーを打ち倒す事さ。でも他のチームのドライバーも同時に存在して、彼らも本当に強い。僕もその中の一人になる必要があるんだ。

 

- F1にはあるシートは限られ、アカデミードライバーといえどモータースポーツの頂点に手が届くという保証はない - 

無所属

Narrator 2:43

シーズン開幕戦では2名のルーキーがカラム・アイロットの隣に立った。それぞれは違うチームに所属し、全員がフェラーリアカデミーのメンバーだ。フェリペ・ドラゴビッチはひょっとすると初戦での一番の驚きだったかもしれない。今現在F1チームとの繋がりが無いにも関わらず、初めてのF2の予選で2位を獲得したのだ。

Interviewer 3:04

これからのシーズンでのパフォーマンスの面で、自分自身に何を期待していますか?

Drugovich 3:10

うーん、客観的に言えば何も期待してないよ。学習したいだけだし、どのようにマシンに慣れるかを理解しておきたいんだよ。

Narrator 3:22

フィーチャーレースでは8番手にポジションを落としたが、スプリントレースではポールポジションからのスタートとなります。

Drugovich 3:28

昨年は自分は速くて最前列にいる可能性を持っていたと思うんだ。チームとの連携が理想とは違っていたんだと思う。たくさんの意見を言われたけれど、今年になってそれが間違っていたんだと証明できた。だからといってすごくいい気分ではないよ。でもそれが自信を与えてくれたんだ。だから自分の期待感は低く保って、仕事に専念するだけだよ。

 

 Caster 4:05

とても暖かい日だ。気温24℃、路面温度40℃とレースには最適なコンディションだ。昨日のスリリングなレースの後に、我々は2020年FIA F2選手権の初めてのスプリントレースに向けて何時間もカウントダウンをしてきた。

5つのレッドライトが点灯し、今年2つめのレースが始まった!ポールシッターは上手くグリッドから離れ、すばらしいドライビングでコントロールラインを通過。3番手はこれには何もできない。ルイ・デレトラズはリードを取れるか?いやできない!そしてドゥルゴビッチはスタート位置のポジションを守り切った。

アームストロングのスピードを見てください!急襲して2番手にポジションを上げた!

レースリーダーはフェリペ・ドゥルゴビッチ、そしてルイ・デレトラズ。3番手にはアームストロング。昨日は表彰台を確保している。

アームストロングに何が起こった?!昨日表彰台に登ったマーカス・アームストロングは今日はメカニカルトラブルを抱えている。

なんというルーキーのパフォーマンスだ。2回目のレースでフェリペ・ドゥルゴビッチはチェッカーフラッグを受けた!そしてスピルバーグにて勝利を掴んだ!

 

Drugovich 5:26

とても嬉しい。昨日は望んだとしても結果を残す事はできなかった。でも今はマシンをかなり修正してくれたチームがとても誇らしい。だから本当に幸せだよ。

 

 

Ticktum 5:36

最初の週末で表彰台に登れて嬉しいよ。明らかに学ぶものがたくさんあったにも関わらずね。

Interviewer 5:40

エキサイティングなシーズンになりそうですね。接戦に見えます。

Ticktum 5:43

その通りだよ。速いルーキーがたくさん居るんだ。厳しい選手権になる事は確かだね。

 

Drugovich 5:49

いくつかのアカデミーは関心をもってくれてたんだけど、具体的には何も決まらなかったんだ。だからチャンスを待っている状態だよ。これから何が起こるか見るために待っているんだ。それが何をもたらすのかを。

もう一人のルーキー

Narrator 6:02

F2は2ラウンド連続で開催となったオーストリアに残っている。2019年のトップルーキーの周冠宇は2戦連続となるポールポジションを逃している。

Caster 6:16

あーっと、周にはプレマが邪魔になってしまった!

Narrator 6:19

レッドブルジュニアの角田裕毅が僅かに上回る。

Caster 6:24

もう一度、また違うルーキードライバーがF2にセンセーションを引き起こしている。

 

Tsunoda 6:31

先週は12位からスタートなったけれど今は1位となっている。これが全く異なるのは確かだよね。周と僕はレースでは本当に速いと思うよ。

Interviewer 6:39

明日の雨についてたくさんの話が出ています。とても酷い大雨になるようですが、雨の中のレースについてはどう感じていますか。

Tsunoda 6:45

昨年は1回しか優勝していないけれど、それが雨のコンディションだった。だから雨のコンディションには自信を持ったよ。面白くなると思うよ。準備して1位を取るだけだ。

 

Trevor Carlin 7:07

昨年のこの時期にはドライバーマーケットから誰と契約すべきかと考えはじめていた頃だ。今年は初めて18インチのピレリタイヤが採用された。F3を見渡してみると昨年は特に競争力が高かった。シュワルツマン、アームストロング、そしてヨハンにその他のドライバーにユーリ・ヴィップス。

そして直観的に感じた。新しいタイヤに新しいホイール、これはルーキーのための年になるんだと。年上の選手は必ずしもアドバンテージを有している訳ではない。例えば我々の2名のドライバーが選手権の1位と2位で終えたとすると、レッドブルがその2名をアルファタウリに昇格させない理由はない。それがヘルムートの仕事のやり方だ。彼は成功に報いる。だから彼らが上手くいけばいくほど、F1へのチャンスが広がっていく。

両名ともにレッドブルのシニアチームにすぐ昇格できるとは思わない。それがレッドブルの美点だ。メインチームでスポットライトを浴びる前に、アルファタウリやトロロッソで学ぶ事ができる。何よりマックスと対抗する為に。だからそのステップを登るときは、準備が完了していなければならない。

 

レッドブルに対して適宜答えを持っていなければならないという点は諸刃の剣だ。特にドクター・マルコには。彼の評判は広く知られている。彼は公平だが要求水準が高い。レッドブルF1プログラムに彼が求めるものは、最も優秀なドライバーを獲得するという事だ。そしてドライバーがもしF3かF2で上手くやれなかったのならば先は長くないだろう。なのでプレッシャーはもの凄く大きい。

 

Tsunoda 8:42

8歳の時に富士スピードウェイに行ったんだ。日本のね。ルイス・ハミルトンマクラーレンでレースをしていた。その時にふと思ったんだ。いつの日かこのドライバーとレースをしてみたい。そして世界一のドライバーたちを相手にレースをしたいって。

今年で一番大事なのはスーパーライセンスポイントを獲得する事だよ。もし4位に入れたならライセンスが取得できる。だから、そう、今は一貫性を持たなくてはいけなくて、そして選手権の上位3名になるためにポイントを多く稼ぐんだ。

 

Helmut Marko

彼がスーパーライセンスを持っていれば、もちろん我々のプログラムにフィットし、我々の育成選手、そして我々のF1チームの一員として考える事ができる。

大雨とリスク

Armstrong 9:56

雨で何も見えないよ。今日は面白くなりそうだ。コースでマシンを走らせることは難しくなるね。それに普通車も。既にアクアプレーニングが起きてるよ。

このリングを身に着けているんだ。そしたら睡眠が計測される。12位からスタートするからなのか分からないけれど、レース前としては今までに無いくらい眠れたんだ。普通はさ、ちょっと緊張するもんだよね。早く目が覚めたり。でも今日は8時間半も眠れたんだ。良い予兆なのか悪いのかは本当のところは分からないけど。

 

Bruno Michel 10:35

さて、F3が今朝レースの半分をできた事はとてもラッキーだった。F2がどうなるのか今は分からない。F1のFP3はたった今中止となった。彼らが予選を行うチャンスが少しでもあるのかは分からない。なので我々は雨が続くのか止むのか、何が起こるか待ってみる他ない。もし午後のF2レースの一つを開催するチャンスが無いのなら、明日の朝にフィーチャーレースを開催する事になるだろう。

 

 

Marco Codello 11:03

我々は3時と4時の間にF1の決定を確認する必要がある。大方彼らは30分毎に延期し続けて最終判断を下すだろう。もし状況が好転すれば遅い時間に予選を行うかもしれない。そして我々もレースが開催できる。もし遅い時間にレースができるようになれば、幸運な点は7:30まで日が出ている事だ。できる事はあまりない。あとで明るいうちに状況を評価しよう。それを元に何ができるか見てみよう。

 

延期、延期、そして延期し続けなければならなかった。イベントで幸運だったのは7月だった事だ。日が沈むのが遅く、正式なレースをなんとか行う事ができた。

 

Mazepin 12:17

モータースポーツは危険だ。僕たちは自分達が特別で自らの身に降りかかる事はない、という風に思っている。でも僕は成長してその段階を少し過ぎたんだと思う。何が起きても自分が100%安全だとは感じない。だからそういう瞬間は、なんて言うかな、レースは自分がしている事だしリスクを分離する事はできないんだ。21台のマシンが周りに居て、スロットルを全開にするんだ。そして恐怖は感じない。実際のところは自分自身の恐れを寛容する事は許されないんだ。

Pequet 12:53

守られていると信じ込ませる必要があるよ。おまえには何も起きない。頑張れって。

Ilott 13:02

分からない事が好きじゃない。それは、それは...一番怖い事じゃないけどね。でもそれはある意味では最大のものだと思うんだ。それについて永遠に考えてしまうんだ。分かるかな。

 

Drugovich 13:18

高すぎる場所が好きじゃない。飛んだりとか、そういうの。

Alesi 13:22
高所

Zhou 13:23
高所

Pequet 13:24
バンジージャンプ

Daruvala 13:25
ヘビ

Tsunoda 13:26

Alesi 13:28
大きい動物

Zhou 13:29

飛ぶ?ごめんもう一回言うよ、「飛ぶ」はカットして(笑) よし、じゃあ、「高所」

Ilot 13:34

サンゴ礁は大好きだよ。でもその後drop off(持って帰ると?)ね... あいつら****

Daruvala 13:40

それは自分がもっと成熟したり賢くなったりするかによるよ。年をとると僕が一番怖くなるよ。

Schwartzman 13:45

怖がらせるものはそこには何もないのだと、僕はただ単に決める事にしたんだ。例えばスカイダイビングのように自分の好きな事をする。でも挑戦が必要なんだよ。人生にはね。明らかに自分のレースにおいてはリスクをとる必要はないよ。馬鹿げた事はしない。ただ、いくらかの勇気を持つ事が必要になるんだ。それに今は、実際に父を亡くして多少成長して、より強く、大きくなったと思う。そして実際に他のたくさんの恐れが無くなった。

 

Caster 14:15

一日中、急流の中に居るようだ。今にもレースができそうなコンディションとなった。先頭には角田。レッドブルとホンダに支援され、F1への直送コースとして知られている。もし彼がある種の形を産み出せればであるが。

 

「少なくとも今日はシャワー浴びる必要はないと言わざる得ないね。すでに****濡れてるんだ」

 

 

大雨で開催が危ぶまれたレース1だが、セーフティーカーによる先導により5週目でグリーンフラッグが振られスタートが切られた。角田がトップを快走するも、無線トラブルによりピットインが大幅に遅れた。更にはピットでの作業ミスによりタイムを失い大幅に後退を余儀なくされる。その間コース上ではシュワルツマンがオーバーテイクを成功させトップを確保。独走状態となる。角田は他よりもフレッシュなタイヤでトップを猛追するも、1.5秒届かず2位でレースを終えた。

ルーキー達のタイトル争い

Schwartzman 18:26

そこには何かがあったんだと信じたい。僕たち全員が続けている旅はもしかしたら異なるかもしれない。でも、それでもまだ僕たちの思い出と魂はどこかに在るんだ。

僕自身は間違いなく簡単と言うにはほど遠い状況にあった。特にシーズンの最初はね。とてもタフだったんだ。そして正しいチーム、そしてサポートしてくれる人たちと共に居られてとても幸せだよ。彼らはポジティブな気力をくれて、良い働きをする事を助けてくれる。

Mattia Binotto 19:10

データは彼の優れた才能を示している。彼はF3で昨年タイトルを獲得した。今や初めての年となるF2でも彼はとてもよく、タイトルを争っているのだ。さらなる舞台の上に立つ事を彼は約束しており、この点に疑いはない。実際にそうなればF1へ昇格する切符を手に入れる事になるだろう。

今の段階でこれは良いシーズンだと結論付けて、彼にとって重大な決断を下すには時期尚早だ。通常はシーズンの後半がドライバー達にとっては重要になる。特にルーキーの場合は。後半にどう進歩するのか見てみようじゃないか。

 

翌日開催されたスプリントレースでは、1コーナーで前日に優勝のシュワルツマンがリタイア。ルンガーとティクタムが激しいトップ争いを展開した。前日2位の角田はメカニカルトラブルによりリタイア。ミック・シューマッハが表彰台のポジションまで順位を上げて走行するも、コクピットの消火剤が誤作動してリタイアするなど、波乱の多いレースとなった。

最終的にルンガーがトップでチェッカーを受け、2位にはティクタムが入った。

 

Lungarrd 22:11

チームと自分の双方に、そしてマーカスにはプレッシャーが掛かっていたと思う。なぜなら昨年やその前の選手権で優勝している状態でチームに入ってきたからね。18インチタイヤは明らかに2年目や3年目のドライバーに昨年との違いを与えているよ。だから彼らはそれほど大きなアドバンテージを有していない。競争の激しいシーズンだと思うけれど、F3から上がってきたルーキーも多く、彼らも能力の高さや才能を見せている。昨年はタフでプレマの選手は彼らの中で、その他のドライバーは4位のポジションを争っていたんだ。そして3人全員が今年F2に上がり、皆いい仕事をしているよ。でも今年のルーキーにとってタイトル争いは接戦になると思うよ。

Narrator 22:56

2ラウンドを終えて、6人のルーキーがトップ10入りをかけて戦った。そして自分自身の為に名を上げたのだ。ロバート・シュワルツマン、プレマに所属しフェラーリ・アカデミーメンバーのこのドライバーが選手権をリードした。

2020年シーズンの間には、大きな印象を与えたルーキーにはそれぞれのF1チームからたくさんのチャンスが与えられる事になった。それはモータースポーツの頂点に進む為には必要不可欠なものである。