F2遅報

F2遅報 'Road to F1'

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レース3 ショベール初優勝 レース2は周が連勝 F3アジア 第1ラウンド

1月30日、日本時間15時35分及び20時35分よりドバイ・オートドロームにて F3 Asian Championship の第1ラウンド、レース2とレース3が行われた。Formula Regionalクラスであるこのレースは、最大18ポイントのスーパーライセンスポイントが付与される事もあり、今年はF2からF4までの有力選手が多数参加している。

レース2

https://www.youtube.com/watch?v=PSYSgkhT3Dk&ab_channel=F3AsianChampionshipCertifiedbyFIA

レース3

https://www.youtube.com/watch?v=QEiBltxrzx8&ab_channel=MumbaiFalconsRacingLimited

レース2

レース2において周冠宇はレース1の完全再現に成功した。

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レース2 リザルト

2位スタートマニーニはギアボックスのトラブルによりフォーメーションラップをスタートできず、車両撤去の為スタートが遅延した。結局マニーニはリタイアを余儀なくされた。ようやくスタートしたレースでは、1周目に発生した接触によりセーフティーカーが入るが、周はリスタートもリスク無しで切り抜けている。

レース再開後は上位4台のみが1分35秒台に突入し高速レースの様相を呈す。周はその中でも安定したラップタイムを刻み続け、2位に2秒差をつけてゴール。今回もファステストラップを記録してみせ、2位以下を全く寄せ付けない余裕のレースを展開した。

 

3番手スタートとなったディーノ・ベガノビッチは2番手マニーニがグリッドから除外された事と、すぐ後方のショベールがスタートでやや出遅れた事により余裕をもって1コーナーを2番手で通過する。ハジャールは好スタートを決めショベールを1コーナー進入までにパス。1コーナーではベガノビッチのインを窺うが届かず3番手で通過した。結局そのまま、周、ベガノビッチ、ハジャール、ショベールの1周目の順番でのフィニッシュとなった。

 

このレースにおける一番のサプライズはアレッシオ・デラッダだった。9番手よりスタートしたデラッダはスタートで5番手までジャンプアップ。レース1で上位に付けたニッサニー、ダルバラ、岩佐を従えてオープニングラップを周回した。

6番手スタートの岩佐歩夢はスタートに失敗し、1コーナー手前ではエバンスGPのパトリック・パスマの後方の9位まで後退する。しかし3コーナー通過時にはダルバラとのサイド・バイ・サイドを制し7位まで順位を戻す。レース3を2番手でスタートするロイ・ニッサニーは1レースで酷使した中古タイヤを使用していると思われペースが上がらない(3レースで使えるタイヤセットは2つまで)。そのニッサニーに対し、岩佐は2周目の1コーナーで勝負を仕掛け早々に攻略し、スタート位置の6番手までポジションを回復する事に成功した。

 

5番手のデレッダはトップ4のペースについて行くことができず、逆に岩佐から責め立てられる事となる。セーフティーカーが開けたレース再開の数周後には4位とは6秒弱の差を付けられ、岩佐にはオーバーテイクを許してしまう。しかしながら7位ニッサニーとのペース差はほとんどなく、そのまま6位でフィニッシュ。自身のレースキャリアの最上位を獲得している。

 

岩佐はデラッダをオーバーテイクしたものの上位のペースにはついて行けず1分36秒台前半で周回を重ね5位でゴールした。ダルバラはファイナルラップにてニッサニーを攻略する事に成功し7位入賞、ニッサニーが8位入賞となっている。

レース3

レース3は同日開催され、ピエール・ルイ・ショベールがポールを獲得している。

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レース3 リザルト

しかし2位からスタートしたニッサニーはレース3の為に新タイヤを温存しており、ショベールは厳しい戦いを強いられる事となった。オープニングラップでニッサニーに先行を許してしまい、ベガノビッチ、スタネク、ハジャールとの激しい2位争いに巻き込まれてしまう。

 

その後続ではスタート直後の5番手争いで周、ファリア、ダルバラ、マニーニが接触。ターン1進入時にマニーニがダルバラ、ファリア間の僅かな隙間にマシンを強引にねじ込み、ファリアが行き場を失いタイヤをロックさせ周に追突。そしてマニーニとも接触し、その弾みで接触したダルバラもコース外に押し出された。周とマニーニはサスペンションを破損しリタイアとなり、ダルバラ、ファリアも最後尾にポジションを下げた。この間ボルクバシと岩佐が順位を上げて5番手争いを展開。岩佐が制して前方が開けた5位を単独走行する事となった。

 

その後2位以下ショベール、スタネク、ハジャール、間を空けて岩佐と順位が落ち着きレースが進行するが、首位を順調に走行していたニッサニーのペースが急激に落ちて後続と急接近する。

2周にわたる激しいサイド・バイ・サイドの戦いを制したショベールがニッサニーを攻略すると、その直後ではニッサニー、スタネク、ベガノビッチの3ワイドの戦いとなる。コーナー出口で3台横一列に並ぶとスタネクとニッサニーが接触。この間にベガノビッチが2位に順位を上げ、スタネクはフロントサスペンションを壊しリタイアとなった。ニッサニーはその後ペースを戻すものの、ショベール、ベガノビッチに追いつく事ができずジリジリと差を広げられてしまう。2番手のベガノビッチもショベールについて行く事が精一杯であり、ショベール、ベガノビッチ、ニッサニーがそのままの順位でチェッカーを受ける事となった。岩佐も上位の混乱の隙にハジャールとの差を詰め前方を窺う場面を作ったが、途中力尽きて差を広げられそのまま5位でレースを終えている。

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ショベールは今シーズン初優勝を達成。ポイントリーダーでリタイアとなった周とのポイント差を1ポイントとし、シリーズ2位に順位を上げている。またベガノビッチとニッサニーは2度目の表彰台を獲得した。

 

6位以下は混戦を制して力強い走りを見せたリーセ・牛島が入賞。ダルバラはなんと7位までカムバックを果たしている。一時最後尾に落ちたダルバラは、その時点でボルクバシとの差は約10秒だった。毎周のようにオーバーテイクを成功させファステストラップを連発。怒涛の追い上げでこの差を詰めてみせた。ボルクバシが8位、チョバネクは10ポジションアップの9位でチェッカーを受けた。また昨年のUAE F4 2位のフルクサが10位に入賞し、今シーズン初ポイントを獲得している。

 

第2ラウンドは来週、2月4日木曜より開催され、2月6日土曜からの第3ラウンドとのダブルヘッダーでの開催となる。

暫定ポイントランキング

P Driver DUB1 Pts
1 Guanyu Zhou 1 1 Ret 50
2 Pierre-Louis Chovet 4 4 1 49
3 Dino Beganovic 5 2 2 46
4 Roy Nissany 2 8 3 37
5 Isack Hadjar 8 3 4 31
6 Ayumu Iwasa 6 5 5 28
7 Jehan Daruvala 3 7 7 27
8 Cem Bölükbaşı 7 9 8 12
9 Reece Ushijima[c] 10 11 6 9
10 Alessio Deledda 13 6 13 8
11 Patrik Pasma 9 10 11 3
12 Zdenek Chovanec[d] DNS 18 9 2
13 Lorenzo Fluxá 14 14 10 1
14 Roberto Faria 11 15 19 0
15 Roman Staněk 12 12 Ret 0
16 Rafael Villagómez Ret Ret 12 0
17 Nicola Marinangeli 15 13 14 0
18 Irina Sidorkova 19 19 15 0
19 Casper Stevenson 17 16 16 0
20 Amna Al Qubaisi 16 Ret 18 0
21 Alexandre Bardinon 18 17 Ret 0
22 Matthias Lüthen 20 20 17 0
23 Kush Maini 21 DNS 20 0